さてさて、我が家の大豆ちゃんの肝臓もすっかり良くなりました。肝臓の数値が悪くなって点滴注射、投薬を続けてきましたが、薬を辞めて1週間経っても数値が安定しているので治療完了!と先生からお墨付きをもらいました。病院通いは大豆にとって、やはりストレスだと思うので、もう行かなくていいのかと思うとホッとしました。大豆もかなりホッとしてるのでは?と想像しました。
でも、でもでもですよ?そう思ったのも束の間。一難去ってまた一難。安心したのはたったの一日でした。
そう、あれは病院に行った次の日の夜のこと。
のそのそとご飯を食べに来た大豆のお尻に違和感が…。
え???めっちゃデカい傷があるではありませんか‼パックリ裂けたような傷が肛門の横にあるんです。傷は肛門より遥かに大きく、5㎝くらいはあったかもしれません。
↑この絵のような感じです。写真を載せるにも躊躇するような見るに堪えるような傷。血も出ているので赤くなっていました。
私達夫婦はほんとにパニックでした。どこか高いところから落ちて、ちょうどそこに先のとがった棒がお尻に刺さって出来たとしか考えられない。
どこでそうなったのか、そのような場所を探したけど無い…。はて、何が起こったんだ?
訳が分からないけどこんな傷があるままでは大豆が弱ってしまう…もしかして死んじゃうんじゃ??とゾゾっとしました。
夜10時でしたが、行きつけの病院に電話をしたところ、もう閉まりかけでしたが、すぐ来れるなら…ということで見てくれました。ありがたや~。
バタバタと準備をして連れて行きました。
閉まりかけの病院で診てもらった結果…、「肛門腺破裂」と言われました。
初めて聞く病名にビックリしましたが、傷は二週間くらいで治るらしいです。
肛門腺 (肛門嚢炎) 破裂とは?
肛門腺とは?肛門の左右にある袋状の線なのだそう。その袋の中には強いにおいの分泌液(肛門腺液)が溜まっています。普通、この液はトイレの時に一緒に排泄されるのですが、何かの原因で排出出来ない場合はどんどん溜まってしまいます。溜まって化膿して、皮膚を突き破って出てくるのが肛門腺(肛門嚢炎)破裂というわけです。
大豆の肛門の横のデッカイ傷は外傷では無く、内側から破れた…ということになります。
見た目のインパクトに比べて命には別条が無さそうだということで少し安心しました。
肛門腺破裂の治療方法と費用は?
一度裂けてしまった部分はきちんと治してあげないと癖になってしまうようです。なので、傷が治るまでは飲み薬と塗り薬が毎日必要です。色々調べていると手術で縫わないといけない子もいるらしいです。
手術となると麻酔もしないといけないのですぐ直る代わりにリスクもあったりで、難しいですよね。大豆は幸い薬だけで治りそうでした。(先生から一切手術の話が出なかっただけですが。)
動物病院で出してもらった飲み薬と塗り薬を参考までに…。
今回診療時間外の費用と薬で15000円掛かりました(泣)
【飲み薬】
リレキシペット A75(錠剤)…抗菌作用
プロナーゼ MS(顆粒)…消炎症作用
薬のことはちゃんと効能などは分かりませんが、化膿止め、皮膚再生を促すような薬のようです。朝晩服用しました。
【塗り薬】
プロトピック軟膏…アトピー性皮膚炎治療薬
動物用イサロパン(粉)… 乾燥化作用により、治癒を促進する外用散剤
プロトピック軟膏は小児用と書いてあったので人間用を猫にも使うんだなーってビックリです。実は私も小さいころプロトピック軟膏は使ったことがあります。ステロイド剤の代わりに使った気がします。皮膚の炎症はこういう薬を使うのと使わないのでは全然治り方が違いますよね。頑張って毎日大豆のお尻に塗らせてもらいます!!
しかし、これ一人では出来ませんでした💦
旦那に大豆を抑えてもらわないと出来ませんでした。そら、嫌がって暴れますよね💦
でも、塗らないと治らなくて、もっと辛い思いをさせなきゃいけない…。
なので、旦那にガッチリ保体してもらって、私は一応手袋を履きまして…生理食塩水で傷口を洗浄、プロトピックを塗り塗りし、粉薬のイサロパンを振りかけます。
朝晩私達は必死です。大豆も必死で逃げようとします。(笑)
まあ、そんなこんなで傷口も徐々に治ってきました。
猫にとって快適なエリザベスカラーを!
傷口をなめたくなるのが猫なんですが、舐めると治らない。
なので、エリザベスカラー生活が余儀なくされます。猫にとってはまたまたストレス💦💦
どういうエリザベスカラーが最適かつ効果的なのか、検証してみました。
病院で借りた大きいエリザベスカラーを付けたら…
病院でとりあえずこれをつけておいてくださいと言って渡されたエリザベスカラーはプラスチック製の硬くて大きいものでした。プロテクト効果はかなり抜群だと思います。しかし、大豆に付けてみると…。
ダメだこりゃ💦これは傷の治療の前にストレスでダメになるやつだ…。階段も登れないし降りれない…。トイレにも行けないなんて…。
100均の材料でサックリ手作り出来たエリザベスカラー
色々調べていたら100均で売っている材料二つ・つまり200円でエリザベスカラー作れるようです。
必要な材料はこちら!
これはダイソーで買った子供用のシャンプーハットとマジックテープです。
上のように切って猫ちゃんの首に合わせて丸くしてマジックテープで止めるだけ!超簡単に出来ました!
じゃーん!どうでしょう。大豆ちゃん、ライオンみたいでかっこいいですな。
こんなにゴローンて出来てるので、簡易的ではありますが、いいんじゃないですか?階段も登ったり降りれたり、トイレも出来る!
欠点はたまに外れること、マジックテープが取れること。。。
傷がギリギリ舐めれる部分があること。なので、今度はアマゾンで良さそうなものを購入しました。
布製の規制のエリカラ
アマゾンで見つけたエリカラがこちら!
笑。謎の生物登場。笑
笑ってる場合じゃないけど、このエリカラは布なんですが、芯がちゃんと入っているので形状もしっかりしています。柔らかいのにしっかりしていてかなり優秀なんじゃないでしょうか。
ただ、これを付けたまま水を飲むとびちゃびちゃになってしまいます。たまに洗って干したりしてました。
見つめられてるけど、なんだかおばあちゃんみたいになってるなーー。
だいぶリラックスしている模様。笑
ふと見るとこんな感じになってることも。かなり怪しい。笑
笑ってる場合じゃないけど、こんな感じでエリカラ生活は順調に過ぎて、傷も一週間過ぎたころには大分綺麗に治ってきました。最初の状態からしたらこんなに綺麗に治るなんて考えられなかったです。良かった~。
エリカラ生活を快適にするための工夫
大豆はエリカラをしている間はグルーミングが出来なくて、なんだかいつも痒そうにしていました。
顔を掻いてあげたり、毎日一回はブラッシングしてあげていました。
グルーミング出来るように、エリカラを少しの時間外してあげるのもいいのかもしれませんね。その間は人間の完全監視下に置かないといけませんが。笑
早く傷を治すためにもエリカラは必須ですが、ストレスにもなります。少しでも和らげてあげたいものです。
肛門腺破裂 (肛門嚢炎) の初期症状は?
こんな状況になる前日、ちょっとぐったりしてて、調子悪いのかなーとは思ってました。
けど、その日は肝臓の様子を見るために病院に行ったので、まあ疲れてるのかな?ストレスだったのかな?ぐらいでしか思ってませんでした。で、次の日の夜、このでっかい傷を見つけたんですが、今思い返すとその前から少し兆候はありました。
数日前から肛門辺りを舐める頻度が上がってた気がしたんです。
旦那に、あれ?最近よく舐めるよね。。。ていう話をしたところでした。
そこで気付いてあげていれば…ととても悔しいですが、皆様の愛猫ちゃんの場合は早めに病院に連れて行ってあげてくださいね。
一般的に言われている初期症状は、
「お尻を擦り付けて歩く」です。
このような症状があれば肛門腺の膿が溜まっていると疑った方が良いみたいです。
肛門腺絞りについて
このように肛門腺が破裂する前に定期的に肛門腺絞りをした方が良い猫ちゃんはいるようです。
特に、高齢の猫さん、膿が溜まりやすい猫さんは定期的に獣医さんに絞ってもらった方が良いそうです。
先生曰く、大豆はちょっと溜まりやすいタイプの子かも?なので、ちょっとあれ?て思ったら絞りに来てください。と言われました。
はい、気を付けておきます。。
大豆は2週間後にはエリカラが取れ、3週間後にはほぼ完治しております。
久しぶりにエリカラの無い姿を見ると裸を見ているみたいでちょっと恥ずかしくなりました。笑
大豆にしたら、やっと解放された~~!!て感じでしょうね。
やたお
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