我が家の愛猫、大豆と一緒に日本に帰る為の手続きの続きです。
日本帰国40日前からしていったこととは…。
①日本帰国の40日前までに到着空港の検疫所に「狂犬病予防法に基づく動物の輸入に関する届出書」を提出。
②検疫所から発行された「動物の輸入に関する届出受理書」を受け取る。
その後はアメリカ政府発行の健康証明書を取得するというミッションが残っています。このミッション、帰国前10日間でやらなければいけません。10日という短い期間で取得しないといけないということ、コロナ禍で通常とは少し違ったやり方だったということで今回はかなりバタバタしました。どうだったのか振り返ってみたいと思います。
目次
アメリカ政府発行の健康証明書の取得方法
アメリカ政府発行の健康証明書取得の通常のざっくりとした流れ (現在2021年3月現在はコロナ禍の為少し違います→青字で記載) です。
- 日本の検疫所指定のFormACに記入する。(自分で記入できるところだけ記入)
- 日本の検疫所に不備が無いか確認してもらう。
- 飛行機搭載の10日前以降に獣医による健康チェックを受ける。(マイクロチップNOのチェックと狂犬病に掛かっていないことのチェック)
- FormACの獣医さん記入欄に記入してもらう。(直筆サインをもらう→電子署名でOK)
- USDA APHIS Veterinary Services Endorsement Officesというところに直接行くか、送付してエンドースメント(裏書)をもらう。→現在州によって違うと思いますが、サウスカロライナ州直近のオフィスは閉まっていてリモートで職員が手続きをしてくれています。USDA認定の獣医さんだけが使用できるUSDAのWEBサイトを使って依頼をしてもらいます。
- どこのオフィスに問い合わせをするのかこちらのページで確認することが出来ます。→☆ 私の場合は、車で約6時間掛るテネシー州のオフィスまで問い合わせをしないといけませんでした。
FormACに記入する
動物検疫所のWEBサイトからFormACをダウンロードします。
PDF(英語)→☆
動物検疫所の手順→☆
上記の自分で記入出来る個所は自分で記入して、一度検疫所に提出し確認してもらいました。届出書の内容と相違が無いように記入、検疫所からOKが出たので、動物病院にこの書類を持って行きます。
出発10日前以降に動物病院で健康チェックとFormAC記入
私は出発の10日前に動物病院を予約しておきました。当日、事前に記入しておいたFormACを持参しました。
コロナ禍の動物病院で健康チェックとエンドースメント取得依頼
コロナ禍の動物病院の受診は普段とは違って、直接中に入れません。病院に着くと車の中から電話をし、係の人が出て来て大豆だけを連れて病院内で診察をしてくれます。大豆を引き渡すときに一緒に書類一式を渡し、以下のことをお願いしておきました。
①マイクロチップと健康チェック
②FormACの担当獣医師記入欄への記入
③USDAにエンドースメントをもらう手続き
大豆だけ病院内に連れて行かれたので、実際にはどのような処置をしてくれたのか見ることが出来ず、不安はありました。
処置が終わって大豆が戻ってきました。その時、USDAのエンドースメント所得の手続きを進めてくれるということ、マイクロチップフォーム (日本でマイクロチップを挿入した時の書類) が必要だと言われました。
動物病院からUSDAへエンドースメント取得依頼
動物病院から家に帰り、依頼されていたマイクロチップフォーム(日本でマイクロチップを挿入した時の書類)をメールで送りました。同時に担当獣医師が記入したFormACをメールで送ってほしいと依頼しました。
動物病院からの返事はUSDAが受けつけてくれたら記入済みのFormACを送ります、とのことでした。
???。いやいや、確認したいので、USDAが受け付ける前の書類を送ってくれと再度メールを送りましたが、返事は無しでした。。
私には一抹の不安がありました。何故なら私の手元には自分で手書きしたFormACが返されていたから。。動物病院から帰る前これは?と聞いてのですが、原本だよと言われました。
原本だからコピーを取ってそれに担当獣医師が記入したのか?と思ったのですが、担当獣医師サイン後のFormACを見れば分かることだろうと思って帰ってきました。ただ、動物病院からFormACは送られてきませんでした。。
私の不安は募るばかり💦そこで、電話をして確認しましたが、もうUSDAには送ってしまっていて原本が無いとのことでした。うそーん!!
ますます募る不安…。
今回、獣医さんからUSDAのWEBサイトに記入済みFormACをアップデートするんだそうです。アップデートには2日程要するんだそう…。と、同時にFormACのコピーと返信用のラベルをUSDAのオフィスに送り、USDAの直筆サイン入り原本書類が動物病院に送られてくるようになっています。なので、アップデートした書類のデータは残っているはずなんです。なのに、コピーが無いから送れないと言われて途方にくれました…。💦
不安で仕方なかったので、次の日に担当ドクターに確認しました。
すると、なんとFormACはパソコンで入力してアップロードした言うではないですか‼。
入力したとなると間違いがある可能性あるよね…。と心配になったのですが、私が手書きで書いていた内容を基にして入力したということで少し安心。アップロードした書類を私に送ってくれるとのことでした。それを聞いて、やっぱりデータあるんじゃん!!笑 と内心突っ込んでしまいました。
担当ドクターは忙しい為、朝に電話をしたものの、その日の夕方にデータを送ってくれました。
そして、送られてきたデータを見ると…。あれ?めっちゃ間違ってる、、、!!
そうなんです。私が書いていった書類の内容を打ち込んだなんて大嘘でした。
FormACと届出書の相違点と検疫所への問い合わせ等
今回、担当ドクターが入力して間違っていた内容とは、、、
①依頼人(私)の住所 正 日本の大阪の住所→ 誤 アメリカの住所
②受取人名 正 旦那の名前 →誤 私の名前
③大豆の誕生日 正 正式な誕生日 →誤 病院に最初に行った日を誕生日として登録されている
これはマズイ‼見た瞬間血の気が引きました。しかもすでにUSDAに提出してしまっっているということは訂正するならここからさらに2日以上かかるということ。。。出発までに間に合うのか???出発8日前の出来事です(笑)
速攻電話をかけ、訂正依頼をかけましたが、今はマネージャーがいないので明日の朝になりますと言われました。。。
めちゃくちゃ焦りました。。ダメもとで検疫所に確認しようと思い、メールをしました。
すると、意外にも上記は訂正無しでも大丈夫でした。
①依頼人(私)の住所がアメリカの住所→アメリカの住所でも問題なし
②受取人名が旦那の名前ではなく私の名前→二人で連れて帰るのであれば訂正無しでOK
※一人で連れて帰るのであれば検疫所に変更届を出せばOK
③大豆の誕生日の間違い→輸出検疫証明書に正式な誕生日が記入されているのでそこで整合性が取れるのでOK
とのことで、訂正しなくて良いみたいで、一安心。検疫所は日本との時差があるのですぐに返事をくれるということでは無いですが、かなり早い対応をしてもらえてありがたかったです。
ただ、ここで一つ問題が発生します。
担当獣医のサインは電子署名でもOKなのかどうか問題発生
担当獣医記入の間違いはどうにかなったものの、その他に検疫所から指摘された箇所がありました。
それは、担当獣医のサインの問題です。担当獣医にもらったFormACのサインは直筆サインではなく、パソコンで打ち込んだものでした。
検疫所には直筆じゃなければダメだと言われました。ただ、私の見ていたUSDAのサイトには「日本は現在担当獣医師のサインは電子署名を受け付ける」と書いていたので、何故なんだろうと思いました。
USDAのサイトはこちら→☆☆
が、検疫所が言っているのでダメなんだろうと思い、再度病院に電話をして直筆サインをくださいとお願いしました。
すると、獣医さんはUSDAから書類が戻ってきたら直筆サインをするから大丈夫よ♡言いました。
エンドースメント取得後にサインってそれでいいのかな。。。と思ったのですが、病院側も問題なさそうだったので大丈夫かな。。。と思ってそれで進めてもらおうと思っていました。
でも、ちょっと不安になったので、検疫所に再度問い合わせをしました。
①アメリカでは電子署名OKとなっているが直筆サインではないとダメなのか?
②エンドースメント取得後に直筆サインをしてもらうのでOKなのか?
上記2点の答えは…
どちらもNG✖でした。
えええ~~💦理由は、
①アメリカでは電子署名は受け入れられているかもしれないが、日本では直筆サインしか受け入れていない。
②エンドースメント取得後に書類に何か記載することは文書改ざんにあたるのでダメ。エンドースメント取得前に訂正が必要。
とのことでした。この日は出発7日前でしかも土曜日。訂正するなら月曜日の出発5日前。書類を送り、返送することを考えると間に合わない可能性大です。ヤバい、、ヤバい…。
ここで、書類が間に合わなかった場合のことをシュミレーションしましたが、かなり絶望的な気分になり、ご飯も喉を通らずしばらく考え込んでしまいました。
今まで大豆の手続きは自分一人で何とかしようと思ってましたが、絶望的な気分になり、初めて旦那に泣きついてしまいました💦
旦那はダメ元ではあるけど、日本の検疫所に電話をすると言ってくれました。
検疫所に話した内容は、
①USDAのWEBサイトには日本は電子署名を受け入れると書いてあること。
②USDAのサイトに直筆サインは不要と書いているのにも関わらず直筆サインを求めてもアメリカ獣医師はサインをしない可能性が高い。
③今から訂正すると間に合わない可能性が高いので、どうにか救済処置は無いか?
です。最初、検疫所は直筆サインでないと認めないということの1点張りでしたが、こちらも粘ったため、一度確認してから折り返し電話をします。とのことでした。
電話を切った後、言うだけ言ったけどきっとダメなんだろうなーと二人で話していました。最悪、帰るまでに間に合わない場合、どうするか…を考えていましたがどうするのがいいのか答えも出ず…。
約2時間後、検疫所から折り返し連絡がありました。
どうやらコロナ禍の為、つい最近電子署名を受け付けるようになったとのことで、その旨を把握してなかったとのことでした。把握していない…なんてことがあるんですね。
ちょっとビックリしたけど、確認してくれたことに感謝!!いやー、、良かった良かった。二人で胸をなでおろしました。
一緒に帰れることになった大豆を撫でまわしました。笑
電子署名OK‼万歳‼
そして、出発3日前に無事にアメリカ政府発行の健康証明書を受け取ることが出来たのでした。
受け取った健康証明書はこんな感じでした。右上・右下・USDAの獣医師による直筆サインの上に凸凹のハンコ?が押されてありました。
めでたしめでたし♡
猫、飛行機に乗る当日に必要な書類
さてさて、無事に大豆が日本に帰る為に必要な書類が揃ったわけですが、当日日本に着いた時に提出しなければいけない書類をおさらいしたいと思います。以下の書類が必要です。
①アメリカ(以下、輸出国)政府機関発行の証明書
(日本入国に必要な全処置を確認できる書類)
②狂犬病抗体検査の結果通知書(指定検査施設が発行したもの)(原本)
③受理書
④輸出検疫証明書(原本)(日本から輸出する際に検疫所で受け取った書類)
②狂犬病抗体検査の結果通知書に関しては、コピーでも受け付けてくれました。
今回動物病院に原本が欲しいとお願いしたのですが、何故か無いと言われまして…💦コピーでも受け付けてくれて良かったです。
今後、海外に行く予定があるのであれば原本を準備しておく必要があるようですが…。
やたお
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コメント
お疲れ様でした。
私も冷や汗が出てきそうでした。
エンドーズメントはテネシーまで行こうかと思ってました。動物病院側かやってくれたんですね。でも行ったほうが確実なんですかね(心配性で、、)
でも本当に良かったですね。とりあえずミッション完了
大豆ちゃんと元気に日本に帰国できます様に☺︎
Shihoさん
コメントありがとうございます!
Shihoさんもテネシーのオフィスで手続きする予定なんですね。今はコロナでほとんどのオフィスが閉まってるので、早く通常運転になるといいんですが…。私もこの状況じゃなければテネシーまで行こうかと思ってました。笑
インスタグラム見ました!猫さん可愛いし、アメリカンなインテリア素敵です♡アメリカの家~が早くも懐かしいです。フォローさせて貰いますね!
ごめんなさい。サイトの欄を間違って記入してしまいました。
ブログはやってませんが、インスタでうちの子(茶トラ)を
kittyameliakitty で載せてます♪
お暇が出来たら覗いてみてください。