猫、日本に帰国する為に打つべき狂犬病ワクチンの種類とは

首輪と猫 日本への帰国準備
飛行機に乗る為に首輪の練習中の大豆。ちょっと男前。笑

日本帰国40日前までに到着空港の検疫所に届出書を一旦提出しました。

ただ空欄があったので、これは仮の受理ということでした。空欄を埋めるべく、動物病院に確認を取りました。その項目とは、今まで毎年打ってきた狂犬病ワクチンの種類と製造メーカー、ワクチン名の3つです。

アメリカで打った日本で受け入れ可能な狂犬病ワクチンの種類とは??

さてさて、アメリカで打った狂犬病ワクチンの種類は接種する前に先生に聞いていたのですが、再度確認の為、メールで確認してみました。

以前、先生に聞いた(英語力の問題で間違いがあっては困る(笑)のでどのワクチンか?と紙に書いて持って行って指で指してもらいました。)のはKilled virus vaccine(不活化ワクチン)でした。

日本で受け入れられているのは ①inactivated/killed virus vaccine(不活化ワクチン) 、 ②recombinant vaccine(組み換えワクチン) のどちらかで、live vaccine(生ワクチン)は受け入れられていません。

ワクチンの種類はkilled vairus vaccine だと思って安心しきっていたのですが、再確認すると予想外の答えが返ってきました。

動物病院のPractice Manager という肩書の方から返事が来たのですが、

そのワクチンの種類とは…

Feline rabies vaccine with Live Canarypox Vector.  Contains a nonadjuvanted lyophilized suspension of a recombinant vectored rabies vaccine. Subcutaneous injection

…。はて?種類名長すぎない?結局どの種類のワクチン?

しかも、Liveって文字が入ってるけど…生ワクチンじゃないよね。。。?

ちょっと心配になってグーグル様に訳してもらうと

ライブカナリア痘ベクターによる猫の狂犬病ワクチン。組換えベクター狂犬病ワクチンのアジュバントを含まない凍結​​乾燥懸濁液が含まれています。皮下注射。

ますます分からない…💦もう一度聞くしかない。メールにてこれってkilled vaccine ですよね?と。すると、すぐ返信来て答えがこちら、

No, that vaccine is NOT a killed virus.

Killed virus vaccine じゃない…?だったら何?

これは生ワクチンなのか??

…全身の血が引きました。

これ、生ワクチンだったら日本に帰れない…💦生きた心地がしなかったです。

もし生ワクチンだった場合、日本では受け入れられていないワクチンの種類になるので、帰国の為の手続きは1からやり直し💦

空港で180日間の勾留になります…。空港で狭いケージに入って他のわんこや猫ちゃん達と一緒に180日間も大豆は過ごせるのか??いや、アメリカでしばらく残留ってことになる可能性も…?

焦りまくった私は、メールで、以前先生に(実名入りで)killed vaccineって聞いたんですが~‼‼と送ってしまいました(笑)冷静で無くなると人って酷いことするんですな(笑)

すると、こんな返信が、

I have more detail:
The Purevax Vaccine is a Recombinant vaccine, meaning they are created through manipulation of the deoxyribonucleic acid (DNA) of a pathogen in the laboratory, with a reduction in pathogen virulence. They are vectored vaccines, which use a recombinant canarypox virus as a vector. In these vaccines, DNA of the pathogen that encodes for an immunogenic antigen is incorporated into the canarypox genome, which then undergoes aborted (limited) replication in the host with expression of the immunogen, in turn inciting a protective immune response.

そう、これはrecombinant vaccine だったんです。詳しい説明については全然分からないけど…笑この種類のワクチンは日本でも認められてます。

なんと👀👀

Killed varus vaccine じゃなかったけど、認められてる種類で良かった~~。いやはや、ほんと焦りました。

途中、取り乱してしまったけど、最後はありがとうございましたとメールしましたよ。笑

You are welcome. I apologize for the confusion!

混乱させてごめんなさいとの返事をもらいました。私も取り乱してすみませんって感じでした💦

ワクチンの名前と製造メーカー

取り合えず、ワクチンの種類が日本で受け入れられている種類だったので、あとはワクチン名と製造メーカーを確認するだけです。

ワクチン名: PureVax Feline Rabies

製造メーカー:Merial, INC. More information is attached as “Purevax RV MSDS”

メリアルという会社のピュアバックスというワクチンだそうです。この会社のワクチンは日本でも使われているようです。


ワクチンの種類と名前、製造メーカーがクリアできたので、届出書の空欄を全て埋め、再度空港の検疫所に提出しました。

数日後に、 動物の輸入に関する届出受理書 がメールにて送られてきました。大豆が日本に帰るためのハードル1は取り合えず超えることが出来ました‼祝!

さて、日本の空港に着いた時に提出しないといけない書類は以下の4点です。

①アメリカ(以下、輸出国)政府機関発行の証明書
 (日本入国に必要な全処置を確認できる書類)
②狂犬病抗体検査の結果通知書(指定検査施設が発行したもの)(原本)
③受理書
④輸出検疫証明書(原本)(日本から輸出する際に検疫所で受け取った書類)

後は①アメリカ政府機関発行の証明書を取得するまでです。

この証明書は飛行機に搭載10日前以内に健康診断を受け、アメリカのUSDA(アメリカの農水省みたいなもの)の署名が必要となります。手続きはまだまだ続きます…。

今回、聞いていたワクチンの種類と本当は違うかったことでめちゃくちゃ焦った経験をしました。もし、これが日本で受け入れられていないワクチンの種類だったかもと思うとゾッとします。確認は何回しても安心出来ないなっていうことを実感しました。アメリカだと余計にこういうことある気がします。ワクチン前に種類とメーカー名、製品名を書いてもらっておくことを強くお勧めします!!

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やたお

愛猫大豆と一アメリカで駐在妻としてのんびり暮らしています。大豆との生活、アメリカ生活、お役立ち情報などお届けします☆

コメント

  1. Shiho より:

    お疲れ様でした。イヤァ〜他人事じゃないので、読んでいるだけで私もドキドキしましたよかった。無事に日本に入国できますように。

    • やたお より:

      Shiho様

      コメントありがとうございます。実はその後も色々トラブルがあり、バタバタしてました
      また、ブログに書こうとは思ってますが…。
      まさかアメリカ生活、最後の最後でこんなにしんどいことになろうとは思ってもみませんでした~笑

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  3. […] […]

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